昨日行った「港区高齢者在宅サービスセンター」は3回目の訪問でした。最前列にはいつも上品に唄ってくれる女性陣が座っています。男性の姿もまたまた増えてきました。参加者の年代は80代を中心にして、90代の方もたくさんいらっしゃいました。
いつもの調子で1時間15分、最後のアンコール曲「青い山脈」で予定通り終わろうとしたところ、「旅の夜風」(愛染かつら)を是非唄わせて欲しいという男性が登場!職員の方にお許しをいただき、2番までということで生伴奏で歌ってもらいました。よく見たら、1月に来た時も最後に唄ってくれたMさん(88才)でした。
今回は伴奏に合わせてしっかりと歌われて、前回よりもはるかにお上手になっていました。とても88才とは思えません。終わってからも自分の席に戻ってニコニコ顔。お年寄りの笑顔は見ているこっちも嬉しくなります。
ところが昨日はもっとビックリしたことがありました。我々が演奏を終わって片付けている時に、ステージ横に置いてある電気ピアノで、おじいちゃんがジャズを弾いてました。もちろん、譜面なしのアドリブ。利用者の方に聞いてみると、デイサービスに来た時はいつも皆さんの前で演奏されるそうです。
「このおじいちゃんは絶対に素人じゃないな!」と後でさっそく話を聞きました。そうしたら、戦後、進駐軍のキャンプでピアノを弾いていた元海軍中尉だった男性のYさん(91歳)でした。「コードを教えてくれれば、譜面は要らない!」と言ってました。
という訳で、Yさんが今度虎ノ門に来る水曜日にhassy がギターを持って行き、いろいろとお話しを伺って来ようと思います。いつもの決まり文句ですが、これだから音楽ボランティアはやめられない!
投稿者 tuesday : 2012年06月24日 |