古賀政男から美空ひばりまで昭和歌謡の名曲を慰問演奏。音楽ボランティアグループ“おもひでチューズデー”


































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映画「めがね」ベルリン映画祭で受賞!

おもひでチューズデーを囲む「おもひで倶楽部」の会長で、仲間うちでは時々おもひでチューズデーに加わりマンドリン・セロで「影を慕いて」や「悲しい酒」を演奏してくれる頼もしいお姉さんのユキエさん(仮称)という女性がおられます。おもひでチューズデーのメンバーになるのも、ほぼ時間の問題と言われているこのユキエ姉さん、お酒も結構いける方なんでありますが、なっなんと!このたび、ベルリン映画祭で「ザルツゲーバー賞」を受賞した映画「めがね」(脚本・監督:荻上直子、出演:小林聡美、もたいまさこ、加瀬亮、市川実日子、光石研)に関わっておられたのであります。映画の最後の字幕にユキエ姉さんのお名前(本名)が、しっかり出ています。


もりちゃんは、昨年秋、この映画が封切られるやいなや見て参りました。この映画は、都会の生活が厭で旅に出た女性(小林聡美)が、南の島で出会ったまったりとした生活を送っている人々との触れ合いを通じて、徐々に精神的な癒しを得ていくという、まあ筋書きがないようなあるような、緩やかな漂いのある生活とでも申しましょうか、何と申しましょうか、昔の野球解説者小西得郎さんもビックリの「癒しの映画」であります。


この映画で、海岸にある海の家で、市川実日子と光石研がマンドリンを弾くシーンが出てきます。ユキエ姉さんは、市川実日子と光石研にマンドリンの弾き方をお教えになったのであります。ユキエ姉さんに言わせれば「教えたなんて、オコガマシイ!」と謙遜なさっておられますが、いやはや、世界の映画賞で受賞したのでありますから、ユキエ姉さん、スゴイことでありますよ!


マンドリンは、明治34年に比留間賢八(1867-1936)がイタリア留学からクラシック・ギター(ガット・ギター、アコースティック・ギター)とともに持ち帰り、日本に普及させたと言われており、大正時代に入るとマンドリン・ブームが日本各地で巻き起こったのでありますな。詩人の萩原朔太郎、作家の里見弴、画家の藤田嗣治などが弟子におられます。マンドリンと聞くと昭和歌謡ファンであれば、明治大学のマンドリン倶楽部を創設し、大正から昭和にかけて同倶楽部で活躍した古賀政男を忘れてはいけませんな。昭和歌謡にもマンドリンは多く取り入れられています。ところが、今では、マンドリンと言えば、学校のクラブ活動やカルチャースクール等でしかあまり見られなくなり、マンドリンファンのもりちゃんとしては、ちょっと寂しい感じがしております。


この映画では、マンドリンが旧来のイメージとは違った受け取られ方をしているかもしれません。何かしらマンドリンが新鮮に映っています。荻上直子監督は「ギターもちょっと違う、ウクレレもなにか違う」ということでマンドリンを思いついたとか。もりちゃんは、この映画で、マンドリンのイメージが明るくなったように思います。これを契機にマンドリンのブームが来るかもしれませんな。


映画では、マンドリンとマンドラが出てきますが、このマンドラは、おもひでチューズデーのメンバーが出た大学のマンドリンクラブの先輩H女史がお貸しになったものだとか。おもひでチューズデーの人脈も大したものですな!おもひでチューズデーと関係のあるユキエ姉さんが、ちょっと関わった映画がスゴイ賞を獲ったので、思わず勝手に書いてしまいました。(文責:もりちゃん)



投稿者 tuesday : 2008年02月17日


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