古賀政男から美空ひばりまで昭和歌謡の名曲を慰問演奏。音楽ボランティアグループ“おもひでチューズデー”


































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LIVE IMAGE7

今日、有楽町国際フォーラムで行われた“Live Image7”というコンサートに行ってきました。このコンサートはテレビ朝日でスペシャル番組として放映もされていますが、何人もの奏者が入れ替わり立ち代り演奏し合奏もする、イマージュというよりコラージュと言えるようなコンサートです。雨の中、周りはアベックばっかりのところに中年男一人というのはちと寂しいものはありましたが、行った甲斐はありました。


出演は、加古隆(彼がお目当てで行ったのですが)、「劇的ビフォアアフター」のテーマ曲を作曲した松谷卓、「情熱大陸」テーマ曲のヴァイオリニスト古澤巌、ギターデュオのゴンチチ、そのほかバンドネオンの小松亮太、作曲家でピアニストの羽毛田丈史、オーボエ奏者宮本文昭の娘さんでヴァイオリニストの宮本笑里、そして歌手の元ちとせなどなど多士多彩。それぞれが2~3曲ずツレパートリーを披露し、後半になってコラボレーションしての演奏となり、アンコールの最後に全メンバーで「情熱大陸」のメインテーマの大合奏で幕を閉じる。約3時間半のロングコンサートでした。


それにしてもライブというのは、どうしてこうも胸に迫ってくるものがあるのでしょう。僕は加古隆が好きで、今日演奏された曲は何十回とCDで聴いているのですが、たった1回の演奏にもかかわらず、それをはるかに超える感動がありました。初めて聴く奏者の演奏にしても、きっとCDではこれほどは感動はしなかっただろうと思います。


きっとそれは1回性のなせる業なのでしょうね。奏者がそれまで時間をかけて作り上げてきたものを、この1回の演奏ですべて出し切るという緊張感に、聴く自分たちも引き込まれるのでしょう。それに、僕も演奏の経験から分かるのですが、聴衆の反応によって、奏者の「ノリ」も違ってきますから、同じ曲でも同じ演奏ということは2度とはない。そんな1回性がコンサートに熱を与えるのでしょう。


翻って、我らおもひでチューズデー。毎回訪問する先の皆さんにとても喜んでいただき、時には涙まで流して感動してもらっています。でもチューズデーには練習を重ねて何ヶ月、などというものはなく、演奏に緊張感も、まあありません。ではみなさんは何で喜んでくれているのでしょうか。懐かしい昭和歌謡だからでしょうか。


僕はそれだけではないんじゃないかと思っています。きっと僕らの演奏から僕らのバックグラウンド的なものを感じ取ってもらえているのではないでしょうか。もりちゃんの苦節30年にもわたる昭和歌謡への思い入れ、リーダーのその場その場の雰囲気を読み取った思いやりをもった進行、ヤスコさんの長年の「かぼそいものたち」に注いできた愛情、そうしたのものを演奏から感じ取ってもらえているんじゃないでしょうか、そしてその音楽にあわせて歌う。そりゃ演奏だけとれば、なんぼかラオケミュージックのほうが上手いに決まっていますが、それでは味わえない感動や温かみをを味わってもらっているのではないかと思うのです。


今日行ったコンサートは昭和歌謡とはまったく縁のないジャンルではありましたが、うけた感動から僕たちおもひでチューズデーの活動に思いを馳せてしまいました。



投稿者 tuesday : 2008年05月11日


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