古賀政男から美空ひばりまで昭和歌謡の名曲を慰問演奏。音楽ボランティアグループ“おもひでチューズデー”


































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脳にうれしい音楽のチカラ

老人ホームやデイケア施設で演奏していると、よく「若返ったわぁ」という声をいただきます。そして実際演奏を始める前と、終わった後では皆さんの反応がまったく違っているのを感じます。大きな声で歌ってストレス発散になったとか、昔を思い出して心地よくなったからとかいろいろ理由はあるのかもしれませんが、脳生理学からそのことを説き起こした本がありました。


タイトルは「脳にうれしい音楽のチカラ」(佐藤富雄著 ショパン刊)で、著者の佐藤富雄さんは作家・生き方健康学者で著書も多く、大脳・自律神経系と人間の行動・言語の関連性から導き出した「口ぐせ理論」が有名です。彼は「脳」という切り口から音楽の効用をこう述べています。


「音楽に触れることで、感情脳(大脳辺縁系)が「楽しい」「うれしい」「気持ちいい」といった快い刺激を受けます。するとその情報が、全身の調整機能をもつ動物脳(自律神経系)に伝わります。自律神経系は、その「快」の情報に反応して、今度は身体にも同じ「快」の状態を作り出そうとして、快楽ホルモンの分泌などのさまざまな変化を起こすわけです。音楽がもたらすそうした一連の反応の中で、私がもっとも注目したいのはアンチエイジング効果です」そしてそうした例として著名な指揮者が長寿であることや、音楽好きのひとは魅力的な表情や、高い知性や気配り、人とつきあう上でのバランス感覚がよい、などをあげています。


よりアンチエイジング効果を求めるのであれば、聴くだけよりも演奏することが良いのだそうで、それは指を動かすという運動を加えることで大脳の「海馬」という部分が発達し、その結果脳を活性化することができるのだそうです。なるほど、お年寄りを若返らせることができると同時に演奏している我々も若返っていたということなのですね。いや~本当に音楽っていいもんですねぇ(ベタなセリフですが)



投稿者 tuesday : 2008年01月05日


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