久々に刺激的な本に出会いました。こうみえても僕は割合読書家で、話題の本やベストセラーなどは、図書館から借りてマメに読んでいます。そのせいで半年遅れくらいでベストセラーを読むなんてこともあるのですが・・・(昨年末に予約を入れておいた「マオ」は上巻がやっと今週来ました)そんな中で珍しく自腹を切って買った本(もっとも新書で安かったからなのですが)が「ウェブ進化論」です。
実は昨日、今日と中国地方に出張にいっていたのですが、いつもは寝てしまう車内で、どんどんのめりこんで読み終えてしまいました。本の内容は、いまインターネット上で起こっている革命的な変化で、それが私たちの生活にどのような変化をもたらしていくか、ということを述べたものですが、もともと僕がその世界に興味を持っているせいもあるのでしょうが、それはそれは興味深い内容でした。
自分としては単なる検索エンジンにすぎないと思っていたGogleが、その革命を推進している中心であり、彼らの目指しているところが、もし世界政府ができたなら、そのスタンダードを自分たちが握る、といったこととか、なぜ大金をかけて開発したソフトを、オープンソースとして無料で解放うしているのか、とか書ききれないほどの「知らなかったこと」が盛り込まれていました。とりわけ、マイクロソフトやヤフー、楽天など今をときめく企業は、Web1.0と呼ばれる旧業態であり、グーグル、アマゾンなどが目指す世界がWeb2.0と呼ばれる新業態であるという指摘にはびっくりさせれられました。
このブログもインターネット上のものですが、このブログに代表される“総表現社会”が、これからの大きな流れを作っていくのだそうです。とまあ、それほど大袈裟な気持ちでこのブログを書いているわけではないのですが、その時代の流れの一端に与しているかと思うのは楽しいものです。
投稿者 tuesday : 2006年04月14日 |