古賀政男から美空ひばりまで昭和歌謡の名曲を慰問演奏。音楽ボランティアグループ“おもひでチューズデー”


































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昭和歌謡って、素晴らしい!

昔むかし、もりちゃんが中学生の頃に、東京12チャンネル系列で「なつかしの歌声」というのをやってました。覚えていらっしゃる方は少ないかもしれませんなあ。


「老いたる者には、過ぎにし青春の郷愁を、若人には、呼べど去(い)にて再び帰り来たらぬ、いにしえの幻を!なつかしの歌声!」という司会のコロムビアトップさんの名調子で始まる、往年の歌手たちが出演する歌番組です。もりちゃんは、大正生まれの両親と毎週視聴しておりました。「懐メロ」という言葉が生まれたのも、この番組がきっかけだったと思います。もりちゃんは、この番組で、所謂懐メロを覚えました。


「昭和歌謡評論家」を自称するもりちゃんとしては、昭和歌謡について暇があったら調べものをしていますが、戦後からも60年も経ち、戦前の昭和初期の流行歌謡曲についての文献・情報は、悲しいかなもう殆ど手に入らなくなっています。幸いにして勤め先が御茶ノ水駿河台なので、昼飯時によく神田の古本屋を歩いて、文献探しをしています。このあいだも、何冊か古本を購入してきました。1万円も費やしてしまいました。おもひでチューズデーのためには仕方ないですな!東京12チャンネル系列の「なつかしの歌声」について文献が入手できたのでお話をしましょう!


1968年(昭和43年)が明治百年ということで、数年前から各テレビ局はいろんな企画をしており、東京12チャンネルは、明治初年から太平洋戦争終結の時点までの「はやり唄」を集めて昭和40年10月から「歌謡百年」という番組をスタートさせました。これは、「懐メロ」をその時代ごとの世相や出来事を当時のフィルムや写真などの映像を流しながら司会者が説明し、その当時流行った歌を往年の歌手が歌うというスタイルの最初のテレビ番組だったと言われてます。


「歌謡百年」は18回程続いて、昭和41年1月に終わりましたが、その2年後昭和43年4月に装いを変えて「なつかしの歌声」という番組が登場しました。これをもりちゃんは毎週見ていたことになります。年末大晦日には年忘れ特別番組を編成して、神田の共立講堂から、また翌年には歌舞伎座で2時間の中継で放送されたりもしました。NHKもこれに対抗して夏の8月お盆ごろに「思い出のメロディー」を始めたのでございます。これが大反響で懐メロブームが起こったのですな。今のテレビ東京の「年忘れ、にっぽんの歌」は明らかに「なつかしの歌声」を継承している番組です。


おもひでチューズデーでは、老人ホームでボランティア演奏する際に、「なつかしの歌声」のスタイルで、もりちゃんが「ウンチク(薀蓄)」と称して、演奏する曲ごとにその曲の流行った当時の世相や出来事を、おばあちゃんやおじいちゃんに話しかけるようにして解説しています。「そのような時代でしたか?」なんて聞くと、みなさん頷いたりされて、おばあちゃんやおじいちゃんのおひとりおひとりが、ご自分のその当時を想い出しておられるように見受けられます。


てな訳で、もりちゃんとしては、この「ウンチク」を文字に残していきたいと思いまして、この「もりちゃんブログ」にて、これから披露させていただきたいと思っております。題して「聴いて懐かし『昭和歌謡』を語れば!」次回以降を、お楽しみに、お楽しみに!



投稿者 tuesday : 2006年02月25日


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