もりちゃんは、日露戦争で活躍した乃木希典さんと東郷平八郎さんの人物比較論を語っております。このお二人は、昭和初期に精神的・政治的な影響を与えていらっしゃるのであります。それとなく、昭和歌謡にも影響しているかも?
昭和天皇が乃木さんと東郷さんについて述べられております。学習院で学ばれている時のことです。昭和天皇は、学習院初等科の院長であられた乃木さんには「とりわけ印象が深く、尊敬しています」と述べておられます。一方、東宮御学問所の総裁であられた東郷さんには、「何の印象もない」と答えておられます。昭和天皇も人間性の違いを感じておられたのですな。
東郷さん率いる大日本帝国聯合艦隊は、バルチック艦隊が南アフリカ喜望峰を回ってヘトヘトになってやってきたから大勝利を収めたと見る向きもありますが、東郷さんは「T字作戦」という戦国時代の村上水軍の戦術から編み出した戦略的戦法を用いたからだともと言われています。そう意味では、乃木さんよりは軍事戦略に長けていた人でありますな。それゆえ、若い兵士の命をあまり無駄にしていないとも言えますな。
でも、素晴らしい戦略家であったかというと、見る人から見ればそうでないらしいのです。「えーっ?誰が見たの?東郷さんの戦略がどう問題だったと言ってるの?」
この続きは、次回に!乞うご期待!
投稿者 tuesday : 2007年01月08日 |