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童謡、民謡、そして昭和歌謡への流れ(42) 雨情さんの愛人は何処に?

もりちゃんの「聴いて懐かし『昭和歌謡』を語れば」は、始まって以来の驚くべき展開を迎えました!なっなんと、野口雨情さんが、話し掛けてこられたのであります!


「もりちゃん、むかすも今も同じでやんすよ。」
えっ?今も雨情さんや岡田嘉子さんのような愛の逃避行があると仰るのですか?
「違うでやんす。むかすも今も、いい女と悪い女がおるということでやんす。同じでやんす。いい女とならば、愛の逃避行ができるでやんすよ」


雨情さんは、よかったですね、いい女と逃避行が出来て!
「もりちゃん、知っているのに、お人が悪いでやんすよ。わすは、えらい目に遭いました」
えらい目に遭ったって?詳しいことはよく判りません。何があったのですか?
「それは、えらいことでやんした。それはそれは、ひでえぇー目に遭ったでやんす。今、思い出しても泣けてくるでやんす。」
へぇーっ?詳しく教えてくださいますか?
「わすは、愛人と北へ向かったでやんす。その前年の明治38年の9月に、福島から青森まで鉄道が繋がったでやんす。それに二人で乗ったでやんすよ。長かったでやんす。お尻が痛くなったでやんす」
それはお疲れになったでしょうね。


「やっとの思いで青森に着きやんした。連絡船に乗ろうとして、待合室で船の出帆を二人で待ってたでやんす。女が腹が減ったと言うので、わすは、彼女に荷物を見てもらって、売店に弁当を買いに行ったでやんす。弁当を二個ぶら下げて待合室に戻ると、あの女の姿が無かったでやんす。わすの財布も無くなっていたでやんす。女と財布が消えていたでやんすよ。わすには小銭と自分の切符だけしか無かったでやんす。情けない話でやんす」
ひえーっ、ひどい女ですなあ!
「ひでぇでやんす。悪い女でやんす。最低でやんす。情け無いでやんす」
確かに、今も昔も同じですね!
「そうでやんす」


雨情さんの逃避行の話は、次回も続きます。お楽しみに!



投稿者 tuesday : 2007年03月04日


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