古賀政男から美空ひばりまで昭和歌謡の名曲を慰問演奏。音楽ボランティアグループ“おもひでチューズデー”


































メンバーズブログTOPへ > morichan > 童謡、民謡、そして昭和歌謡への流れ(44) 野口雨情、樺太に到着


童謡、民謡、そして昭和歌謡への流れ(44) 野口雨情、樺太に到着

野口雨情は、悲しくわびしい船旅を終え、日本が日露戦争の代償で得たばかりの樺太の地に着いた。連れ添う女はいなかったが、北の果ての樺太の地に立つと、雨情さんは男の意地が胆の底から湧いてくるように感じたのでありますな。


雨情さんが着いたところは、樺太の南端、コルサコフという処です。地図で見ますと、樺太は鮫のような形をしていて頭は北を向いており、南に「く」の字の形をした尾っぽがあります。コルサコフは、その尾っぽの付け根にあります。その当時は楠渓町という日本の名が付いていたそうで、昭和2年に大泊という名になり、地図をみると「コルサコフ(オオトマリ)」と書いてあります。


ここはロシアの文豪チェーホフの「サガレン紀行」にも出てくる町で、ロシアの政庁があり、凶悪犯を収容する大きな刑務所もあった処です。それと、難病の認知症「コルサコフ病」が有名ですな。極寒の地なのでお酒を飲んで体を温めることが多く、冬の間は何もすることがなくてジッとしていなくてはならず、気が滅入り、アルコールを大量に飲むという生活に陥る、そういう悪循環な生活を繰り返していると、やがて認知症になってしまうというものであります。ああ、おそロシア!


こんな処へ来て、雨情さんは何をしようと思ったのでありましょうか?
この続きは、次回へ。お楽しみに!



投稿者 tuesday : 2007年03月24日


トラックバック


このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kayou.org/cgi/mt/mt-tb.cgi/217

★【 熱意ブログランキング 】★12 NPO・ボランティア にほんブログ村 音楽ブログへ ブログランキング

BS blog Ranking  【ブログ探検隊】人気ランキング