古賀政男から美空ひばりまで昭和歌謡の名曲を慰問演奏。音楽ボランティアグループ“おもひでチューズデー”


































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こんにちは。もりちゃんです。

レキントギターというのをご存知ですか。


はじめまして、もりちゃんです。おもひでチューズデーで、レキントギターを弾いております。


レキントギターって、どんなギターかご存知でない方が多いと思います。昔むかし、昭和42年に「小樽のひとよ」で颯爽と登場した鶴岡雅義と東京ロマンチカの鶴岡さんが弾いていたアレです。


普通のギターよりひと回り小さく、音は4度高い、つまり普通のギターの5フレット目が開放弦となっているギターです。16分音符を奏でることが多く、少し高い音が周波数的に人間の耳や心や脳にちょうど心地よく刺激する、いわば癒し系の音色を醸し出すのです。


もりちゃんは、この音色で40年近く癒されています。レキントギターは、メキシコのトリオ・ロス・パンチョスのアルフレッド・ヒルが考案したものです。トリオ・ロス・パンチョスは日本でも昭和30年代に人気がありました。今聴いても「べサメムーチョ」「ある恋の物語」「ラ・マラゲーニア」等のレキントギターの調べは心打たれます。


当時クラシックギター奏者だった鶴岡さんはトリオ・ロス・パンチョスが来日したときにアルフレッド・ヒルの巧みな演奏をじかに聴いて感動し、日本で初めてレキントギターを作って弾いた人です。したがって、なんと言っても日本でのレキントギターの第一人者は、鶴岡さんってことになる訳ですな。


昭和30年代後半から鶴岡さんとアントニオ古賀の二人が組んで昭和の懐メロをラテン風にアレンジしたギターのレコードが何枚も出ていました。鶴岡さんとアントニオ古賀のコンビは、師匠の古賀政男の勧めにより結成したようです。もりちゃんは、中学1年生の時にそのレコードを聴いて感動し、ギターを始めた次第です。このふたりのテクニックは凄いですよ!彼らの編曲もなかなか凝っていて素晴らしいです。懐メロがラテン風にアレンジされると新鮮さがあります。


当時は、ビートルズが来日し、グループサウンズやフォークソングが流行り始めた頃でした。ジャッキー吉川とブルーコメッツの「ブルーシャトー」が流行り、佐良直美が「世界は二人のために」を白いギターを弾いて歌ってましたなあ。昭和41~2年あたりのお話です。


もりちゃんの同級生たちは、エレキギターか、フォークギターを始めていて、女のコに囲まれていましたが、もりちゃんはガットギターを手にして、「小樽のひとよ」や「影を慕いて」を弾いていました。ヘンな中学生でしたな。もりちゃんのまわりには女のコは誰一人居ませんでしたね。大正生まれの両親は、もりちゃんの弾く「影を慕いて」「酒は涙か溜息か」等の古賀メロディーを聴いて喜んでいました。もりちゃんは親孝行を兼ねてギターを練習していた訳です。


大学に入って、アルバイトして、憧れのレキントギターを神田の楽器屋さん「カワセ楽器」で購入しました。もう30年も前のことですな。そのレキントギターをおもひでチューズデーで今も大事に弾いています。




投稿者 tuesday : 2006年01月21日


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