古賀政男から美空ひばりまで昭和歌謡の名曲を慰問演奏。音楽ボランティアグループ“おもひでチューズデー”


































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「波浮の港」は、オペラなの? 佐藤千夜子物語①

昭和歌謡第一号の「波浮の港」を歌った佐藤千夜子(1897-1968)も藤原義江(1898-1976)もオペラに生きた歌手でありましたな。


佐藤千夜子は、山形天童市出身で、東京音大(現・東京芸大)でソプラノ歌手を目指しておりました。ところが、中山晋平の新民謡運動に共鳴し、中退してますな。後に古賀政男の「影を慕いて」を明治大学のマンドリン倶楽部の演奏会で歌い、古賀政男が作曲家としてデビューするきっかけを作った人でありまして、日本の歌謡曲を語るとき、佐藤千夜子さんを抜きにして語れないですな。佐藤千夜子さんは、なんと言っても「初代流行歌手」であります。


彼女は、先進的でオペラを目指してイタリアに修行をしています。彼女は「薄倖の歌手」とも呼ばれておりますが、イタリア行きが不幸の始まりだったと言っても過言ではありませんな。佐藤千夜子の物語は、聞くも涙、語るも涙のお話ですよ。


千夜子さん、中山晋平の反対を押し切って、この「波浮の港」や後の大ヒット曲「東京行進曲」などで稼いだレコードの印税2000円も持ってイタリアへ渡りましたな。彼女は世界的に有名なミラノ・スカラ座管弦楽団の演奏で中山晋平作品や日本民謡を歌い、レコードも吹込むという精力的な活動をして、それが認められて、イタリア政府から勲章をもらいましたな。彼女、それはそれは嬉しかったでしょうな!


そこまではよかったのでありますが、彼女のそれからの運命や如何に!
この続きは、次回に!



投稿者 tuesday : 2006年03月17日


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