古賀政男から美空ひばりまで昭和歌謡の名曲を慰問演奏。音楽ボランティアグループ“おもひでチューズデー”


































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「波浮の港」が流行した昭和3年とは? その⑥ カフェ大繁盛!

てな訳で、昭和3年は、関東大震災の復興から明るさが見え、マネキンガールだの、ミニスカートだの、刺青だの、女性たちもとかくに華やかになってきた時代ですな。銀座や大阪道頓堀ではカフェが大繁盛して、女給さんたちもいっぱい居た。繁華街では結構賑やかさが出て来たのですな。大阪では4月に「道頓堀行進曲」(作詞:日比繁治郎、作曲:塩尻清八)がニットーレコードから発売され、ヒットしていました。大阪ミナミのネオンのあかりの盛り場とそこで働く女給さんを歌った曲です。筑波久仁子さんが歌ってます。


「道頓堀行進曲」って、どんな曲かって?今でも、大阪を代表する歌謡曲として必ず出てきます。特にNHKの大阪放送局は好きですな。ここの制作の歌番組には必ず取り上げられます。海原千里・万理(上沼恵美子)の「大阪ラプソディー」(作詞:山上路夫、作曲:猪俣公章)とは違いますよ。


かしまし娘(正司歌江、花江、照江)の弟子でありましたフラワーショウ(ばら・ぼたん・ゆり)のテーマソングと言えば分かりますか?フラワーショウは松竹芸能の芸人さんです。師匠のテーマソングは、「うちら陽気なかしまし娘~、誰が言ったか知らないが~、女3人寄~ったら~かしましい~とは愉快だね~」でありましたが、弟子のは「赤~い灯、青い灯~ぃ、道頓堀の~ぉ、」ですな。分かりますかな?


この年の秋には、同じ曲に別の歌詞をつけて「浅草行進曲」(作詞:多蛾谷素一)が同じニットーレコードから出ています。浅草オペラの二村定一と天野喜久代がデュエットで歌っております。このレコード会社、一口で二度おいしい商法をやった訳であります。


まだまだ昭和3年のお話は続きます!この続きは次回に!乞うご期待!



投稿者 tuesday : 2006年04月29日


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