もりちゃんは、昭和3年の暗~くて怖~い話をしております。このあたりの話は、学校でも詳しく教えてくれなかったし、実際にあまり知られていないけど、昭和の歴史を語るうえでは、無視できないところであります。もちろん、昭和歌謡を語るうえでもですよ!
共産党の発足当時のメンバーはマジに「天皇制の廃止」と考えていたかは、怪しいと思われますな。天皇や皇族に対する罪は、大逆事件などで分かるように、昭和3年の治安維持法改正の前ですら、死刑となる大罪でした。「自分たちも幸徳秋水と同じになる!」と思い、当初のメンバーであった堺利彦、山川均、荒幡寒村らは党を辞めていきましたからね。
それと、モスクワに呼び出された幹部の話によると、モスクワの指示「27年テーゼ」に抵抗するものなら、直ちにモスクワで抑留され殺されるというような雰囲気だったようですよ。やはりスターリンは怖かったのですな。ここから彼らは変わらざるを得なくなるのですな。スターリン率いるコミンテルンに睨まれ、追い込まれたようですな。そう思うのは、もりちゃんだけでしょうか?
どういう訳か、昭和46年(1971年)の連合赤軍事件や平成7年(1995年)のサリン事件を起こした某宗教団体と似ていますな。信奉する原理があり、それに追い込まれ、自分たちだけの世界に埋没し、自分たちも自分たちを追い込んでいく。そして、仲間まで殺していくというパターンは同じでありますな。人間は組織立つと自分かわいさに異質または弱い仲間を陥れるという恐ろしい幻想の世界にのめり込むのですな。ああ、怖~い!これって、大昔から人類はおサルに近い時からやってきているのかもね。嘆かわしいではありますまいか!
この続きは、怖くて情けないけど、次回へ!
投稿者 tuesday : 2006年05月09日 |