古賀政男から美空ひばりまで昭和歌謡の名曲を慰問演奏。音楽ボランティアグループ“おもひでチューズデー”


































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昭和3年:偉大な作曲家となる男の青春時代 <古賀政男物語⑨>

果たして「影を慕いて」は、明治大学のマンドリン倶楽部の演奏会で演奏されたのでしょうか?演奏はされています。翌年の昭和4年6月の定期演奏会で演奏されています。会場は赤坂溜池の三會堂で、古賀さんは3月に大学を卒業し、就職浪人をしてマンドリン倶楽部の指導者として演奏会に参加していました。


その定期演奏会に、前回に続いて佐藤千夜子さんは出演していますが、「影を慕いて」は歌っていません。演奏したのに歌っていない?どういうことなの?


佐藤千夜子さんは、第1部にてギター伴奏による独唱「野薔薇」「夏の月」(キールフ作曲)、第2部にてソプラノ独唱「青い芒」(野口雨情作詞、中山晋平作曲)、「龍峡小唄」(白鳥省吾作詞、中山晋平作曲)の4曲を歌い、「影を慕いて」は歌っていません。では、演奏されたとは、どういうこと?


第2部の佐藤千夜子の出番の前にギター合奏ということで「影を慕いて(ワルツ)」(古賀正男作曲:当時「政男」でなく「正男」だった。)を演奏しています。ギターだけです。この演奏会の後に、佐藤千夜子さんに対する御礼ということで慰労会を新宿で開催し、その席で千夜子さんから「古賀さん、『影を慕いて』は歌曲にぴったりじゃないの、よかったら私に歌わせてくださいませんか」と言われ、レコード化への話が進みかけるのであります。へえ~っ?そうだったの!



投稿者 tuesday : 2006年07月09日


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