古賀政男から美空ひばりまで昭和歌謡の名曲を慰問演奏。音楽ボランティアグループ“おもひでチューズデー”


































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平和を明日へ

 昭和3年の庶民生活と政治の状況を「もりちゃん」ブログで読んでいると、平和のありがたさが肌身に沁みます。この年は私の実母が生まれた年。4.16は父母と私たちの共通の結婚記念日です。そして私たちが生まれた昭和27年は、労働争議が最も多発したと言われる騒然とした世情の年だったようです。


 チューズデーのメンバーが生まれ育った時代は、正に日本の戦後史の一大エポック。戦後の復興から高度経済成長、バブルとその崩壊、IT革命、グローバル化、そして男女共同参画の推進と少子高齢社会、人々は心を病み、子どもたちは育ちの危機にさらされています。


 先月男女共同参画推進ネットワーク総会後の企画で、「あの人と和解する(集英社新書)」という本を書かれた臨床心理士の井上孝代さんを取り上げ、「新しい私との出会い~人間関係の壁にぶつかったとき」というタイトルの講演会を催したところ、プラネタリウムホールが超満員、立ち見の出る大賑わいとなりました。皆さん、どうしたら人とうまく付き合えるのか、相当お悩みのようです。私が活動している子育て支援の拠点施設「育ち愛ほっと館」でも、若い親たちは悩みが尽きません。…といっても、ほんとうに些細なことを気楽に話せる相手がいないことが大きな原因になっているようです。


 井上孝代さんは、トランセンド法という新たな関係改善の方法を提唱する世界平和学者Y.ガルトゥング氏の紹介をして、未来への希望を示してくれました。超越法とも呼ばれるこの方法は、国どうし、人間どうしの葛藤、紛争、諍いを、妥協や一方的なガマン、説得ではなく、新たな共通の目的設定という今までにないやり方で解決していこうというものです。世界が終わらない戦争にピリオドを打つときが来ると信じて、今の日本のあり方をしっかりと見定めるために、昭和歌謡は日本人の心の歴史を辿る優れた教材の一つ。平和を明日へつないでいくために「みんなで歌う」、これもトランセンド法のひとつの実践かもしれませんね。



投稿者 tuesday : 2006年05月14日


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コメント

初めましてハチです。ト乱戦止法って興味持ちました。今、横で酔っぱらっている人がいます。本人は、酔っぱらってない!と世界中に向かって叫んでいます。いろんな人と出会うのって楽しいですね。これからもよろしく

投稿者 ハチ: 2006年06月17日 23:31


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