古賀政男から美空ひばりまで昭和歌謡の名曲を慰問演奏。音楽ボランティアグループ“おもひでチューズデー”


































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2/4(土)誰れでも思い出の曲はあるようで…

22回目の「しゅくがわら」でしたが、ボランティア交流会があるので今回の演奏時間は約60分。もりちゃんのウンチクを極力短くしてもらい、1曲目から淡々と進めて行ったところ…。


「有楽町で逢いましょう」が終わって、本当に少しだけもりちゃんが話したとたんに、一番前にいたSさんが「この唄、なつかしいわぁ~」と思わずおっしゃいました。


もりちゃんが「有楽町のそごうデパート前は、この歌がきっかけで、デートの待ち合わせ場所になりました。皆さんの中で、あそこでデートの待ち合わせをした人はいますか?」と訊いたところ、そのSさんは「しましたよ!」という返事。


もりちゃんが「誰とですか?」と尋ねると、Sさんは恥ずかしそうに「主人とです」と答えてくれました。Sさんは、長野県から出てきて、当時、品川に住んでいたそうで、新橋から有楽町までの裏通り(路地)をよくご主人と歩かれていたそうです。それを急に思い出されたのです。


Sさんはいつも一番前に座って大きな声で唄われるおばあちゃんですが、この日は最初からちょっと元気がなかったので心配でした。ところが、この「有楽町」でスイッチが入ってしまったんですね。誰でも思い出の曲はあるようで、急に表情が明るくなるお年寄りを我々は何人も見てきています。この曲以降はいつものSさんに戻って、大きな声で唄われていました。


終わってからSさんに挨拶したら、目に涙をいっぱいためて手を強く握りながら「また、早く来てよ~。絶対よ!」と何度も言われました。こういう時、「我々の演奏は、少しは人の役に立っているんだなぁ!」と思う瞬間です。



投稿者 tuesday : 2012年02月05日


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