古賀政男から美空ひばりまで昭和歌謡の名曲を慰問演奏。音楽ボランティアグループ“おもひでチューズデー”


































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なってみて分かること

早いものでもう年末。リーダーによれば今年チューズデーは20回の演奏実績があるそうな。ざっくり月2回ですか。ずいぶんやったものです。演奏のほかに僕は編曲もけっこうやりました。「チューズデー風アレンジ」と銘打って、原曲の伴奏をまったく無視したアレンジをしてきました。それでもお聴きいただいた方からは、特にクレームもなかったので、良かったのかなぁと思っています。(もっとも歌うのに忙しくて伴奏を聞く暇もなかったのかもしれませんが)


昨年末、眼底出血のため眼の手術をしたのですが、今年はその影響ですこぶる眼の調子が良くありませんでした。医者に言わせると、「とても良い回復経過」そうなのですが、遠くは見えない、近くもピントが合わない、という状態で、それまで同期では数少ない「老眼鏡不要」を誇っていたのですが、なんとも情けない状態に陥ってしまいました。


そんな状態で編曲をしていて感じたことがあります。楽譜がだんだん大きくなるのです。つまりはオタマジャクシが頭でっかちになるのですね。特に中音域がそうなってしまう。これまでどおりの大きさで書いていると、ソなのかラなのか自分でも分からなくなってしまうんです。それで勢い頭でっかちになる。


よく福祉協議会などのイベントの余興で、足や腕に重石をつけてもらい、これが老人の動きの感覚です、とやるのがあります。着用した人のぎこちない動きが笑いを誘うのですが、これはまさに他人事とは思ってはいけないと、今回眼を患ってみて思います。自分の現在の状態では思いも付かない感覚を予想する、想像することで他人への思いやりもうまれてくるのでしょう。以前の自分であれば決して書かなかったであろう頭でっかちオタマジャクシが僕に教えてくれました。


雑誌などにも紹介していただき、来年はチューズデーの活動の幅も拡がりそうです。聴いていただくお年寄りへの思いやりをこめて編曲も演奏もやっていきたい、そう思っています。来年もよろしくお願いします。



投稿者 tuesday : 2007年12月31日


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