さて、僕は「おもひでチューズデー」ではたて笛を奏いているのですが、この「たて笛」とはいかなるものにあるや?
実はこれ、リコーダーという代物なのです。ご存知でしょうか、リコーダー。そう小学生のころ鼓笛隊などで演奏させられた、あのスペリオパイプのことです。とはいえ、小学生が演奏しているのはソプラノリコーダーで、僕が演奏しているのは、一回り大きいアルトリコーダーなのですが。
余談ではありますが、小学生にリコーダーをやらせるというのは無謀だな、と思います。なるほど、息を吹き込めば音は出ます。だから最初にやらせる楽器としては簡単でいいだろう、と文部省のお役人が考えたんでしょうな。
しかしながら、簡単なものほど奥が深い。リコーダーは確かに音を出すのは簡単ですが、音程をとるのがとても難しいんです。吹き込む息の強さによって、音が高くなったり低くなったりしてしまう。「ソ」の音を吹いているつもりでも「ソ#」だったり「ソ♭」になったりするわけです。
よく戦後の子供の音感を悪くしたのは幼稚園で使われていたオルガンだ、といわれますが、いやいやスペリオパイプも同罪だとおもいますよ。だいたい小学校の校舎から聞こえてくる笛の合奏が、同じ音を演奏しているように聞こえます?もし聞こえるとしたら、あなたの耳もそうとう毒されているかも・・・
投稿者 tuesday : 2006年02月18日 |