古賀政男から美空ひばりまで昭和歌謡の名曲を慰問演奏。音楽ボランティアグループ“おもひでチューズデー”


































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♪閑話休題♪もりちゃんのつぶやき・その1

我々おもひでチューズデーは、今はテレビやラジオで聴かれなくなった戦前・戦後の歌謡曲を中心に、特別養護老人ホーム、デイケアサービス、公民館等で60歳以上のお年寄りを対象にボランティアを行っています。


CDショップに行っても、なかなか戦前の歌謡曲は見当たりません。テレビもラジオもやってくれません。60歳以上のお年寄りは、人口の1/5~1/4を占めようとしているのに、彼らのニーズを誰も満たしてあげようとしていません。テレビやラジオのプロデューサーは40歳前後で、戦前・戦後の歌謡曲なぞ、知らないのであります。


ボランティアに行けば、お年寄りに喜んでいただいています。「今日はほんとによかった!」「若返った!」「また来てほしい」「もっと演奏してほしい。オマケしてください」など、反応は頗る良いです。演奏後に握手を求められたり、なかにはサインをしてほしいというおばあちゃんもいらっしゃいました。皆さん一緒に大きな声で唄っていただき、大変満足していただいてます。


最近、「昭和歌謡」という言葉の定義が変わってきました。数年前までは、戦前・戦後の歌謡曲を意味していましたが、最近では昭和30年以降の歌謡曲に照準が当たってきています。2007年問題の団塊の世代をターゲットにした動きが出てきたためだと思います。CDショップには、昭和30年以降の歌謡曲を特集したCDが並び始めています。


あまりにも団塊の世代に照準を当て過ぎると、70歳以上のお年寄り、特に大正生まれのお年寄り(団塊の世代を生んだ世代)が楽しめるものが掻き消されてしまいかねません。我々は、そのことを気にしています。


このような商業主義では、お年寄りたちの良き想い出や郷愁は甦りません。歌詞カードを見て、昔懐かしい歌謡曲をナマの演奏をバックに大きな声で歌えば、鬱病のおばあちゃんも元気になります。我々はできるだけ活動の場を広げたいと思っています。我々の演奏や曲に纏わるウンチクを披露することによって、ひとときを本当に楽しく過ごされ、お元気になられるお年寄りがいらっしゃる限り、できるだけ頑張りたいのです。もう数年すれば、戦前の歌謡曲は聴かれなくなるおそれがあります。時間はあまりないのかもしれません。我々の活動の趣旨をご理解いただければ幸いです。


今度の土曜日18日に、おばあちゃんの原宿と言われる巣鴨のとげ抜き地蔵通り商店街のCDショップで、演奏します(ブログkayou情報に案内掲載)ので、もしよかったら聴きにいらしてください。よろしくお願い申し上げます。



投稿者 tuesday : 2006年11月11日


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