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「波浮の港」が流行した昭和3年とは? その⑰ 張作霖爆殺事件

さてさて、もりちゃんの「聴いて懐かし昭和歌謡を語れば!」の昭和3年についてのウンチクは、いつまで経っても終わりそうにないですな。それだけこの年は、いろいろな事が起こり、時代が変わる最中であったと言えますな。日本陸軍が満州を勢力下に置こうと動き始めた年でもあったのです。


志賀直哉の「暗夜行路(後編)」が雑誌「改造」に連載され、文学青年が「志賀直哉は流石に文章がうまいな、小説の神様だ!」なんて言ってる頃、6月4日早朝に「張作霖爆殺事件」が満州で起こりました。この事件は、別名「満州某重大事件」と言われております。何故そのような名が付いてしまっているのか、もりちゃんは語ります。


張作霖(1875-1928)さんは、満州の馬賊からアヘンなどの密売で資金を得てのし上がった軍閥で、日露戦争当時に、ロシアのスパイをやっていて日本軍に捕まったものの、処刑寸前にその才を認められ、当時の陸軍参謀次長の児玉源太郎や少佐の田中義一(爆殺事件時の首相)に説得されて日本のスパイとなり、その縁で満州において日本陸軍(所謂「関東軍」)との関係が深くなったとされている御人ですな。


大正6年(1917年)には、張作霖さんは、「東三省(満州)独立」を宣言して、さらには中国全土をも掌握しようとその勢力を強大にして、北京を一時制圧した程で、大元帥にもなった野心家であったとか。張作霖さんは、愛人をなんと30人も囲っていたとか・・・。いやはやバイタルなおじさんですな。恐れ入ります。


次回は、張作霖さんと日本陸軍の関東軍について語ります。お楽しみに!



投稿者 tuesday : 2006年05月22日


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