昭和歌謡の音楽ボランディア おもひでチューズデー

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おもひでチューズデーのコンセプト

わたしたち「おもひでチューズデー」は音楽ボランティアを通してお年寄りの皆さんに、恩返しをしていると考えています。わたしたちがこうして無事に育つことができたのは、もちろん直接的には父母のお蔭であることは間違いないでしょう。ただその背景には、人生の大先輩であるお年寄りの皆さんが、戦中・戦後の食べるにも事欠く悲惨な時代に、額に汗し幾多の困難を乗り越え、今の平和な日本を作ってくれたからにほかなりません。

そんなご恩になんらかの形で報いたいと思い、私たちがたまたま身につけることができた楽器の演奏をいかし音楽ボランティアという活動で実現したいと考えたのです。

わたしたち「おもひでチューズデー」は、東京・千葉・埼玉・神奈川を中心に、老人ホーム、デイサービス、病院等の施設や地域のイベント、そして福島の仮設住宅等で、音楽ボランティア活動を行っています。

私たちが演奏するジャンルは、お年寄りにとって懐かしい戦前・戦後~昭和40年くらいまでの、まさに今の日本が作られていく過程で輝きを放っていた昭和歌謡です。

最近、こうした戦前・戦後の昭和歌謡が、あまりテレビやラジオで放送されなくなってきており、お年寄りは、昔懐かしい昭和歌謡を聴きたくても、聴けない環境となってきています。

そうした中、短い時間でも自分たちの青春時代を彩った数々の名曲を聴いてもらえればと思っています。

私たちの演奏スタイルは、歌詞カードを配布し、私たちの生演奏に合わせてお年寄り皆さんにご一緒に唄っていただき、1曲毎にもりちゃんが、その曲のエピソードや時代背景などのウンチクを漫談風に述べるというユニークな形式をとっています。演奏時間は、通常1時間15分程です。

唱歌や童謡とちがって、昭和歌謡は、時代性があります。その曲が流行っていた当時をウンチクをきっかけに回想していただき、配布した歌詞カードにある美しい歌詞を眼で見て、懐かしいメロディーとともに大声で唄っていただく。

このことで、お年寄りは輝かしかった自分の昔を思い出します。涙を流しながら、唄われるお年寄りもおられます。精神浄化作用もあり、脳の活性化にも繋がっていきます。

実際に、私たちが訪問させていただいたある施設では、鬱症状や認知症で元気のなかったお年寄りが、私たちのこの形式での演奏をお聴きになって、とても元気になられ施設の方もびっくりしたとお聞きしています。

「たかが歌謡曲、されど歌謡曲」です。